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ハートにモザイク

ライトに映ったシルエット

春のような恋でした

桜の蕾がほころび、暖かな風が吹く季節に、大きな決断をした君はそこにいました。

わたしがこの世界に戻ってきた頃、関西の中心として凛と構えている君の姿に驚いたことを今でも覚えています。あんなに端っこでおどおどしていたこがその美しい顔からは想像のつかないくらいに言葉巧みに笑いをとり、歌もダンスも見違える程上達していました。関西から長らく離れていたわたしにとって、君は唯一わたしと関西を結びつけてくれるひとでした。


関西の主軸のひとたちがどんどん表舞台から去ってゆく中、君は責任という重い荷物を背負わざるを得ませんでした。強くなるしかありませんでした。

大阪ロマネスクでたどたどしくて愛くるしいウインクをしていた君は、強さと聡明さを持った18歳になっていました。


18歳。大人と子供の境目。強くなったといってもまだまだ甘えたいよね。辛いときには辛いって叫びたいよね。でも自分の足で歩むしかない。

新しい道を開拓すること、仲間と離れて一人で歩み始めなければいけないこと、相当な勇気がなければ選択できなかったと思います。


辛いことや苦しいことを見せず、いつもキラキラした姿を見せてくれてありがとう。君の存在が、数え切れないひとの心に灯をともしていたんだよ。

君が過ごしたこの時間は君の人生の中でほんの一瞬の出来事でしょう。でもその一瞬が流れ星のように煌めいたものでありますようにと、エゴかもしれないけれど願っています。
そして、立ち続けた舞台が、仲間が、声援が、君のこれからの未来にとって少しでも糧になったらいいな。




君の旅を応援するかのように、もうすぐ桜の花びらが顔を出します。明日はいつも新しいと信じて。君の未来が輝かしいものでありますように!