ハートにモザイク

ライトに映ったシルエット

必ず選ぶわ オンリーワンのエース



1年前の今日、帝国劇場の真紅のソファに座り、幕を見つめながら自分の行動力(衝動?)におもわず笑ってしまった。

わたしの心の中にいるはずもなく、ましてや名前を耳にするのは何年ぶり?そんな彼に惹かれて、数ヶ月後には会いに東京まで足が向かっていたよ。渡辺くんに、そして渡辺担の自分にはじめましてをするために。


幕が上がって彼を目にした時の胸の高鳴りも、舞台が無事おわって観客席を見上げながら肩の荷が下りたような顔でふわふわ手を振る彼のことを愛おしいと感じたことも今でも忘れられない。


「渡辺担」という響きが嬉しくて、鼻につんとくる冬の風と、ほかほかしている心を連れて歩いた東京、有楽町。




わたしはいわゆる「担当論」を読むのがすきで、様々な角度からの視点になるほどな〜と感嘆が漏れる日々なのですが、わたしはどうだろう、と考えたときに思い浮かぶ言葉は安定の語彙力のなさで「カチッとはまる」以外に出てこなくて。(笑)
この「カチッ」は例えばパズルのピース。例えば施錠の音。例えば踵を鳴らした音。例えば電気のスイッチ音。などなんでもよくて、頑張って言い換えると、「正しく清潔な音」。渡辺くんを見るたびに自分の中でストン、とその「正しく清潔な音」が心に馴染む、馴染む…う〜ん、落ちる?なんだろう(笑) わからないけど、本当にわたしにとってはそう感じるのです。



わたしは今まで神経を擦り減らすというか、ヤキモキしながら「悔しいけどすき!!!」みたいな感情ばかりを抱いてきたから←

この一年間、あの日抱いた優しい温度のまま、すきでいられることがとても嬉しいのです。

2年目も、同じ気持ちで渡辺くんを見つめていたいなぁ。だいすきだよー!


これからずっと、離れていてもきっといつでも心の底からあなたの人生がいいふうであるように、と思う。雨があたるときは少しでも優しく、風があるときにはいつもあたたかい部屋の中にいられるような、そんなふうになにかに包まれるような人生でありますように。ー王国その4 吉本ばなな